どうしてシミができてしまうのでしょうか？
シミを予防、ケアする為には、
まずどうしてシミができるの？
という、シミができるメカニズムを
正しく理解することが大切です。
シミは結果であり、
シミができるのには必ず原因があります。
これは、顔のシミも手の甲のシミも全く同じ。
シミができてしまうメカニズムを正しく理解できれば、
シミ予防、シミ対策は難しい事ではありません。
紫外線から、肌を守るために「日焼け」が起きる！
私たちの肌は、紫外線に当たり続けると、
日焼けを起こして肌が黒くなりますよね？
これは、
紫外線から細胞を守るために起こる現象なんです。
肌のメカニズムは秀逸で、
紫外線を感知すると
「メラノサイト」
という細胞が指令を受けて、黒い色素を作り始めるのです。
この黒い色素が紫外線をこれ以上細胞に届かないようにする為の
遮断カーテンのような役割を果たします。
一旦は日焼けして、肌が黒くなっても、
一定期間、紫外線が当たらなければ肌の色は
自然と元の色に戻ります。
これが、
新陳代謝＝ターンオーバーと呼ばれるもの。
ターンオーバーは、10代の女性なら、おおむね28日周期。
28日間かけて、古い皮膚が新しい皮膚と入れ替わって行きます。
なので、一時的に日焼けの状態になっても、
ターンオーバーすることで角質が新しい角質に入れ替わり、
おおよそ、ひと月後には元の肌の色に戻ります。
では、なぜシミはできてしまうの？
シミの原因は、ひと言でいえば
このターンオーバーが正常に行われなくなった結果と言えます。
では、
ターンオーバーが正常に行われなくなる原因とは？
１）加齢によるターンオーバーの遅れ
一般的に28日周期と思われがちな
ターンオーバーのサイクルですが、
28日というのは実は10代の女性のもつサイクル。
残念ながら、個人差もありますが加齢によって
このサイクルはどんどん遅くなっていきます。
30代では40日、
40代では50日以上かかるとも言われているのです。
２）外的要因によるターンオーバーの乱れ
・強い紫外線を浴びる
・不規則な生活で常習的な睡眠不足
・仕事や対人関係でのストレス
・生理不順
・ホルモンバランスの乱れ
こうした外的な影響でも、ターンオーバーの周期は、
遅れたり、乱れたりしがちです。
ターンオーバーが乱れると
本来なら皮膚が新しく再生され、消えていくはずの「メラニン色素」が、
肌の奥に残ったままの状態に。
居残りメラニン
シミ予備軍と呼ばれるものですね。
このメラニン色素が残ったまま沈着してしまうと、
シミに変わってしまうのです。
白いシャツに、万が一コーヒーをこぼしたとしても、
すぐにクリーニングすれば、シミにならずに
元通りにできますが、時間が経ってしまうと、
洗ってもなかなかシミは落とせませんよね？
わたしたちの肌も、
シミができてしまったら、放置せずに
いかに早く対処するかが大切。
また、日ごろからシミになりにくい状態に肌を保つためにも
健康的で規則正しい生活はとても大切なことだと言えます。
顔の紫外線対策や、シミ対策には多くの方が気を配りますが
手、手の甲は意外と無頓着に過ごしてしまいがち。
常日頃からのケアと
シミが出始めたら、できるだけ早く対処することが大切です。
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